ふっとぼーるめもりー

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イタリア下部リーグにマルタのチームが参戦するかもしれない話について

以前マルタサッカーについて調べる機会があったのですがその時に気になる記事を見つけたので取り上げていきます。

 

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ビョルン・バサロ会長率いるマルタサッカー協会の代表団は、金曜日、フィレンツェのレガ・プロ本部でイタリアのレガ・プロの幹部と会談した。


今回の会合は、先日行われたヴァッサーロ会長、FIGCのガブリエレ・グラヴィーナ会長、レガ・プロのフランチェスコ・ギレッリ会長によるハイレベルな会談に続くものです。

 

金曜日の会合の主な議題は、マルタFAとイタリアのサッカー団体との間で提案されている国際的な互恵主義協定でした。この協力関係は、プロサッカー選手の育成に焦点を当てたプロジェクトの一環として、マルタとイタリアのサッカーの間に特定の強力な相乗効果があることを中心としています。

 

イタリアのプロリーグに参戦するプロサッカーチームの創設は、マルタFAが取り組んでいる主要プロジェクトの一つで、国内の新進気鋭の選手の水準を高め、さらには今後数年間の代表チームの水準を高めるための大胆な努力がなされています。

 

レガ・プロを代表して、会長のギレルリと書記長のエマヌエレ・パオルッチが金曜日の会議に出席しました。マルタFAの代表者は、バサロ氏、副会長のマシュー・パリ氏、事務局長のアンジェロ・チェットクティ氏、協会の法律顧問であるルーク・ダッリ氏、財務コンサルタントのブライアン・ファルジア氏で構成されていました。

 

www.mfa.com.mt

 

 

マルタのチーム(所属選手はマルタ人選手)をイタリア3部へ参加させることについてレガプロ(イタリア下部リーグを主催する団体..?)の代表者とマルタサッカー協会の関係者が会談しました。

目的は国内の新進気鋭の選手を集めてチームを作りイタリア下部へ参戦させることによりレベルの高い試合の経験を積み代表チームの強化につなげていく...ということでしょうか。

 

例を挙げるならかつて存在したサンマリノカルチョ(イタリアリーグに参加)のような感じでしょう。

 

1960年、SSセレニッシマ (Società Sportiva Serenissima) として創設。クラブ創設にはサンマリノサッカー連盟が関わったが、後にサンマリノ、イタリアの実業家に売却されている[1]

地域リーグではエミリア=ロマーニャ州のリーグに属し、1967-68シーズンに初めてアマチュア最高峰のセリエDに在籍。1973年にはクラブ名をACサンマリノ (Associazione Calcio San Marino) に改称した。暫くは再び地域リーグレベルでの戦いが続いたが、1988-89シーズンに初めてセリエC2に昇格。その際にクラブ名を現在のサンマリノカルチョに変更している。

その後、再び地域リーグエッチェッレンツァまで降格する時期があったものの、2005-06シーズンには初めてセリエC1で戦うなど、2000年代に入ってからはセリエCに定着した。

2019年7月に解散した。

wikipediaより引用

ja.wikipedia.org

 

しかしこれは2019年の記事であり今はどのような状況になっているのでしょうか。

 

イタリアがCOVID-19の流行によりヨーロッパで最も被害を受けた国の一つとなったことを受けて、マルタサッカー協会が計画していた、レガプロが主催するイタリアセリエCに参加するプロサッカークラブの設立プロジェクトが1年延期されることになりました。

水曜日に行われた記者会見で、MFAのビヨン・バサロ会長は、現在の異常な状況の中で、物流や時期に関する問題を考慮して、プロジェクトを1年遅らせることを理事会で決定したと述べました。


 
これにより、プロサッカー委員会が提案していた、プロクラブの国内大会への影響を緩和するための規制の変更は、2021/22シーズンから導入されることになります。とりわけ、この規制では、国内競技会における外国人選手と国産選手の数を扱うことになります。

www.maltafootball.com

 

こちらは20年の記事なのですがこれによると、Covid19の関係もありこのプロジェクトは1年延期されたようです。

この文脈からすると近い将来本当に参戦する方向で行っているように見えます。

 

マルタプレミアリーグとセリエCのどちらがレベルが高いかの議論は有識者の方々に任せますが少なくともこの強化方法は理にかなっているのではないかと思います。

普段試合をすることがないチームと対戦し様々な経験を積んでいくということはとてもいいことだと思いますしイタリアのチームが有望な選手を引き抜く大きなきっかけにもなります。

 

今後どうなるかはわかりませんが順調に進むことを切に願います。